オリンパス35RC修理しました
まえから持っていたオリンパス35RCです。四年ほど前に旅行先で故障したままでしたけど、意を決して修理することにしました。
症状は絞りの作動不良で、よく見ると鏡胴内部で絞羽根が脱落したらしく、カメラを傾けるとぐらぐら動きまわります。シャッターは切れていますから少しは安心です。
軍艦を外したところです。セルフタイマーのネジは逆ネジなので注意が必要です。ねじ切ったらそれまでですね。
セルクタイマーが上部にあってけっこうスペースを占領していました。ギヤーボックスがむき出しなのでメンテがしやすいようです。
鏡胴分解はアルミ製のリング状のネジを外すのですが、レンズオープナーでも固くて回りません。なんせ昭和45年のカメラですから39年経ってます。
時計油をベンジンで薄めてリングに少したらし、五分くらい経って再び廻すと少しずつ回りはじめました。
レンズを外し、故障箇所に到達。絞り羽根が脱落していました。これは鏡胴を固定している内部のネジが緩み、がたつきが大きくなってスキマを生じたため、ピンの上に乗っていただけの絞り羽根が脱落したのです。
絞り羽根を正しい位置に装着しました。この部分は油は禁物です。
このカメラは変わっていてEE機構がカメラ下部にあります。ふつうは軍艦部分にあるのですけど、シャッターボタンを押すと下部まで力が働いてメーター指針を段付板を押さえて絞りの開閉を制御する複雑な連動機構でした。
黒いビニルテープで密閉されている所がcdsメーターです。
遮光モルトは劣化してぼろぼろになっていますので張替えます。
古いモルトを完全に落とした後、現物合わせでモルトを貼り付けていきます。
カメラの分解はどうしても専用工具が必要です。これはジャパンホビーツールさんのレンズオープナーとレンジファインダーオープナー。
先端はネジの状態に応じて交換します。工具はぴったり合わないとカメラを壊すことがありますが、適正な工具だと意外に簡単に分解できてしまいます。http://www.japan-hobby-tool.com/cart/syouhin.php?cat=&no=1
修理が終わりました。絞り羽根だけでなく、ファインダーの掃除、各種可動部分に注油をしています。
オリンパス35RCはコンパクトなボディに連動距離計、セルフタイマー、B・1/15~1/500秒のシャッターを持ち、速度優先EE機構とマニュアル露出も可能な高性能機でした。42mm F2.8のズイコーレンズはメリハリが効いてシャープな描写でなかなかいいんですよ。
1970年のアサヒカメラに新製品特集が掲載されて、とうじ中学2年の自分は何回も読んでは憧れたカメラです。
復活してうれしいです。
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